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経理のベンチャー企業への転職はリスクばかりでなく魅力も多い

AIを始めとした新たなテクノロジーが台頭し、世の中が大きく変化していこうとする中で、キャリアを見つめなおす方が増えています。

自身が勤務する会社がこうした時代の変化に対応できていないと感じ、危機感からスキルアップ・成長を求めて転職を検討されるケースなど、近年は安定した大手企業からスタートアップベンチャーへ転職する例も増えています。

ただ、経理という職種に限って見るとベンチャー企業へ転職される方はまだまだ多くありません。

経理として働く方々はどちらかというと安定を求める傾向にあり、チャレンジしたいという気持ちもある一方で、ベンチャー企業で働くことはリスクが高いのではないだろうか?といったことからベンチャー企業へ転職することのデメリットに目が行き、転職を躊躇される方が多くいらっしゃいます。

経理がベンチャー企業へ転職することに関してはリスクばかりではなく、魅力や働くことで得られるメリットも多くあります。

ここでは、ベンチャー企業へ転職することのリスクや不安について触れつつ、働くことの魅力やメリットについて解説していきますので、ベンチャー企業の経理への転職に少しでも興味がある方はご参考頂ければと思います。

当社では経理を始めとした管理部門の転職支援サービス Bridge Agent(ブリッジエージェント) の運営を行っております。IPO準備企業を始めとして、ベンチャー企業への転職支援を得意としており、CFOや経理部長、経理マネジャーなどハイクラスポジションでの転職実績も豊富にございます。求人の紹介をご希望の方やベンチャー企業でのキャリアに興味があるから話が聞きたいという方はお気軽にご相談ください。

ベンチャー界隈の経理の求人は増加傾向

まず初めに、昨今の求人市場動向について簡単に解説させていただきます。

ベンチャー企業も含めて経理職の求人数は増加傾向にあり、売り手有利な状況が続いています。

ただし、求人は増えているものの、求められる人材としては即戦力が中心となっており、未経験者を求める求人企業はそこまで増えておりません。

その背景としては、企業の海外展開の増加や事業モデルの転換、労働環境の変化、IPO準備企業における経理人材ニーズの増加などの経営環境の変化が求人増の要因の一つとなっており、こうした変化に伴って生まれる課題への対処に対応可能な高いスキルを持った経理人材の需要が高まっているからです。

ベンチャー企業という括りで見ると、IPOが比較的活況ということもあり、IPO準備企業やIPO後の上場ベンチャーでの経理求人募集が多くなっており、経理部門を組織していくにあたってマネジメントができる管理職の求人の増加や月次・年次決算、開示業務などの一定の何かしらの実務を一人でこなせるレベルの人材の需要が高まっています。

また、ベンチャー企業の経理部門は少数精鋭で運営していく必要性が高いということもあるので、どちらかというと即戦力となる人材の採用募集が多くなっています。

ベンチャー企業も含めて全体的に求人は多く、年収UPなども含めて希望条件が比較的通りやすい傾向にあり、経理実務経験者が転職を考えるには良い市況となっています。

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ベンチャー企業の経理で働く魅力と難点

企業にもよりますが、上場前のベンチャー企業の多くは利益が上げられる体制を作ることに対して優先的にリソースを割いていきますので、経理を含めた管理部門周りの体制整備は後回しになる傾向にあり、ぐちゃぐちゃとした環境である場合が多いです。

業務がしっかりと分業されておらず、幅広いことに対応する必要があります。
経理という枠を超えて、人事・総務・法務といった他の管理部門の仕事にも関わらなければならないこともあるでしょう。
組織全体を見ながら業務を巻き取っていく積極性が必要となることもあります。

こうした状況下で実務経験を積んでいくことが魅力的なのかそうでないのかはあなたの価値観と将来目指すキャリアによって変わってくると言えます。

経営幹部に必要な管理部門全体を見渡した経験が積みやすい

経理部長、管理部門長、執行役員といった形で将来管理系の経営幹部としてステップアップしていきたいという考えがあれば、ベンチャー企業での幅広い経験は大きな強みとなるでしょう。

組織が出来上がっていく過程の中で管理部門全体の業務に横断的に関わることができ、経理だけでなく、人事や法務の目線も加味した管理部門の全体像を理解することができるようになりますので、組織のルール作りや部門統括などのポジションで必要となる経験が早期に積める可能性があります。

組織がどのようなメカニズムで機能しているのかを理解し、全体像を把握できていることは管理系の経営幹部のポジションとして働くにあたっては必須となります。

ベンチャー企業以外の経理職の場合、こうした広い経験を積もうと思っても逆に難しいことが大半ですので、管理部門全体を動かしていくポジションを将来的に見据えている場合は魅力的であると言えます。

業務内容が多岐にわたるため、忙しく、仕事がキツイ側面があるのは間違いありませんが、キャリアアップを望む方にとっては有用な経験となる可能性が高いのは良い点であると言えるでしょう。

ただ、キャリアアップを望んでいないという方や、特定の領域の専門家になりたい方、決められた範囲の業務を正確に素早くこなすことが好きなど、役割がハッキリしていてそれ以外のことはあまりやりたくないといった志向性の方の場合はミスマッチとなる可能性があります。

転職時に役割がしっかりと決められているケースであっても、ベンチャー企業の場合は状況変化も激しいので、求められる役割が変化するリスクも高いからです。

あなたの生活の中で必ずしもキャリアや仕事が優先事項であるとは限りませんので、そのあたりと照らし合わせてみることも重要です。

IPOが経験できる可能性がある

IPO準備に関わる手続きや経理実務が経験できる場合があります。
IPOを目指しているベンチャー企業への転職であれば、証券会社や監査法人対応、フロー整備、内部統制の構築など、通常の経理実務に加えてIPOに関連した業務に関われる可能性があります。
上場準備にあたっては財務会計に関する領域だけでなく、法務領域なども含めて様々な専門家と関わる機会が増えるため、経験値としては魅力的と言えます。

IPOに関してはCFOなどの経営側のポジションでジョインするケースばかりでなく、例えばCFOの下のポジション(経理マネジャー等)で求人募集するケースにおいて、CFOの元でIPO準備に伴う経理実務や体制構築の流れ、資金調達、マネジメントに関与できる場合であれば、将来的に自身がCFOを目指したいといったケースやベンチャー企業の中心メンバーになりたいといった際において役立つ経験が得られる可能性が高いことから、必ずしも最上位のポジションでなかったとしてもキャリアアップに役立つ経験が得られます。

また、IPO準備に関する業務に直接関わるわけではない場合であっても、実際に上場する企業の成長過程における経理実務の経験や、上場する現場で働いていたという事実がキャリアの幅を広げてくれます。

幅広いポジションにおいてスキルアップ・キャリアアップが望めます。
ただ、IPOに関わりたいということで転職を検討するケースでは企業選びで注意が必要です。

IPOに関連した実務に関われるかどうかは、当該ベンチャー企業が現在どのフェーズにあるのかといったことや、採用ポジションの役割次第という面もあるため、IPOを視野に入れているベンチャー企業へ入社すればこうした業務に確実に携われるわけではないことから、求人先の選定が重要となってきます。

また、求人票にIPOを視野に入れているという記載があったとしても、本気でIPOを目指しているわけではないベンチャー企業も多いため、求人の見極めが重要です。
IPOを目指していると求人票に記載しておけば人が集まりやすいのでは?と軽い気持ちから求人票に記載しているケースもあるため、面接などでしっかりと見極めていきましょう。

当社では、ベンチャー企業向けにIPO支援コンサルティングを行っていますが、そういった繋がりから独自のIPO準備企業の求人も多数保有しております。

IPO準備企業における各種ポジションでの転職サポート実績は豊富であり、得意としておりますので、IPO準備企業の経理求人をお探しの方は Bridge Agent(ブリッジエージェント) の利用もご検討ください。

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上位の職位・ポジションで人材が不足しているから上に行きやすい傾向

経理を始めとして、ベンチャー企業の管理部門はハイクラス層の人材が不足しているケースが多く、上位ポジション(マネジャーや部長等の管理ポジション)は比較的空いていることが多いです。

そのため、既にある程度高いスキル・経験をお持ちの方など、一定度以上の経験を有している方であれば上位のポジションに入り込みやすく、立場を得やすいというメリットがあります。

大手企業の場合は上位ポジションが空いていないケースが多くなっているので、早期に裁量を持って業務がしたいといった希望がある場合など、キャリア志向の方にとってはベンチャー企業へ転職することはメリットも大きいです。

企業がそのまま成長し、大きくなっていけば立場や待遇、安定なども手に入る可能性があります。
また、ベンチャー企業での経験を活かして更に転職をするケースにおいても、管理職等として幅広く対応した経験はその他のフィールドでも評価され、キャリアに幅を持たせてくれます。

その他、現時点ではややスキルが劣る若手の方でも、成果が出せれば上位のポジションへ早期に昇格するチャンスは多いです。
チャレンジ志向が高い方はベンチャー企業での経験を検討してみるのも良いでしょう。
経験をしながら学んでいくことが多くなり、労働時間の増加も含めて苦労は増えるという点はあるものの、その分やりがいや成長は望めます。

事業運営・管理に密接に関わる経理実務経験が積める可能性がある

ベンチャー企業では新規事業の立ち上げや検討がよく行われますが、事業に合わせた数値の管理が当然必要となりますので、事業運営に伴う経理方針の策定から携わることができる可能性があります。 そういったところにも魅力があると言えます。

事業を作っていく過程の中で経理方針を作り上げていく経験は希少であり、通常の経理職では経験し難い業務の一つであることから、先のキャリアを考えても有用なものとなるでしょう。

近年はベンチャー企業に関わらず、新規事業や既存事業のモデルチェンジを検討する企業が増えており、ビジネスの変化やビジネス展開に応じて機動的に経理方針をたて、実務が遂行できる人材は需要が高くなっているように感じますので、こうした経験が積めるのは良い点であると言えます。

また、事業を行う実働部隊と近いところで業務を行うので、事業が広がっていく様を一緒に体感することができ、利益を出すことの難しさや必死さみたいなものを数字だけでなく肌で感じることもできるかと思います。

経理職としてスキルアップしていくこととはまた違ったやりがいも感じられるでしょう。
そういったところにも魅力があると言えます。

大手企業と比べるとベンチャー企業の方が事業等が頓挫し経営破綻するリスクは高い

冒頭で記載した通り、経理の方は職階やスキルに関わらず安定志向の方が多い傾向です。
そうした視点で見た際に、ベンチャー企業そのものの資金面や経営基盤の弱さから来るリスクというものに不安を覚えることもあり、こうしたことがベンチャー企業へ転職する経理職が少ない要因の一つともなっています。

1社で長く働きたいと考える場合は、リスクであると言えます。
実際のところ、破綻してしまう可能性というのは大手企業と比べれば高いと言えますし、そうでなくてもIPOに至ることができなかったりなど、会社の成長が止まり、不安定になってしまう可能性を否定することはできません。

そうした視点で見れば大手企業よりはリスクが高い転職先と言えるでしょう。
ただ、ベンチャー企業で得られる経験値は上記までで記載した通り、キャリアアップという点では良いものも多くあり、転職市場において希少性を高める一面があるので、長いキャリアで見た際には役立つ経験であると言えます。

近年はテクノロジーの台頭から様々な業務が簡易化され、作業系の業務に関しては徐々に人間が不要になっていく可能性があることが予想されていることを踏まえると、ベンチャー企業特有の試行錯誤しながら作り上げていく業務経験は貴重であり、評価が高まる要素の一つであると言えます。

他の経理職の方が経験していないことをやってきたという事実は、希少性があり、先々のキャリアという視点でもプラスに働く面があると考えられます。

そのため、仮に転職した先の企業が何らかの影響により成長が見込めなくなってしまったとしても、チャレンジして新しい領域で経験を積むことはマイナス面ばかりではないと言えるでしょう。

現時点では転職市況そのものは良い状況ですので、次の求人先も比較的見つかりやすく、チャレンジによるリスクはそこまで大きいものでは無くなってきています。

また、こうしたリスクというのは事前の情報収集をしっかり行うことで軽減することができます。
資金調達がうまくいっていてある程度キャッシュに余裕のある企業を選択することで避けることもできるかと思いますし、少しでも安定を求めるのであれば、既にIPOが見えている直前期のベンチャー企業や既に上場を果たしている上場ベンチャーを視野に入れてみるのも良いかもしれません。

キャリアアップを考えるならベンチャー企業で働く魅力は多い

ベンチャー企業へ転職するリスクは確かにありますが、経理としてキャリアアップしていきたいという志向性があるのであればベンチャー企業での経験は有用なものとなり、メリットも大きいです。

また、転職した先のベンチャー企業が成長をしていくことで、当該ベンチャー企業で高いポジションに就くことができる可能性もそれなりにあり、待遇面も含めて良いものが得られる可能性があるのも魅力です。

上昇志向がある経理職の方はベンチャー企業でのキャリアも選択肢の一つに入れてみるのも悪くないと考えます。

ベンチャー企業への転職は求人先選びとタイミングが重要

例えば、既にIPO準備に取り掛かっていて上場間近のベンチャー企業とシード段階のベンチャー企業とでは当然内部状況が変わってきますので、同じポジション名での採用募集であったとしても企業の状況ごとで仕事内容は異なり、経験できる業務の幅などは変わってきます。

また、IPOを経験したいという場合であれば、上記までで記載した通り、実際にIPO出来そうかどうか、IPOを本気で目指しているのかどうかなど、求人先企業の見極めも非常に重要となってきます。

本ページで記載した事項は、ベンチャー企業という括りを広く見て一般的に考えられる内容となっていることから、実際に転職をする上では求人先企業がどういったフェーズにあるのかをしっかりと把握し、あなたの希望と照らし合わせマッチするかどうかを判断していくことが重要です。

ベンチャー企業と一口に言っても様々であり、経営状況や関与できる業務範囲に違いはあります。

また、経営陣の方針によるところもあるため、情報収集は念入りに行うようにしましょう。

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経理のベンチャー企業への転職ならBridge Agentにご相談ください

当社では、ベンチャー企業向けに経営管理に関するコンサルティングやIPO支援に関するサービスの提供を行っており、ベンチャー界隈で独自のネットワークを多数保有しています。

こうした繋がりから独自の求人案件が発生することも多くあり、他にはない求人の案内が可能なケースもあります。

また、ベンチャー企業のみならず、大手企業も含めて総合的に転職支援を行っていますので、広く求人先を模索していきたいといったケースにおいて、大手とベンチャー企業とを比較してどちらが希望に合いそうかなどのアドバイスも可能です。

管理部門のキャリアを熟知した実績のあるコンサルタントがしっかりと転職をサポートさせていただきますので、ベンチャー企業も含めて転職を検討中の経理職の方は利用を検討頂ければと思います。

転職するかどうか迷っているという方やまずはキャリアの相談や情報収集から行っていきたいという方もお気軽にご相談ください。

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