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タレントマネジメント事業部 上席執行役員 本田 琢磨

入社の誘いを2回固辞。独立から入社を決意した、人・ビジネスモデル、そして成長できる環境の魅力

タレントマネジメント事業部 上席執行役員

本田 琢磨

1983年7月生まれ、埼玉県出身、早稲田大学卒業
2006年
公認会計士試験合格
2006年
あずさ監査法人(現 有限責任あずさ監査法人)入社
2016年
本田琢磨公認会計士事務所(現 フタリエ会計事務所)開業
2017年
ブリッジコンサルティンググループ株式会社 入社
入社の決めて

代表からの入社の誘いを2回断り、3回目に入社を決意。

当社との最初の接点は、私が独立してから「会計士.job」に登録して独立会計士として請けた案件でした。 現在の執行役員メンバーと一緒に案件を始めて数か月後、「うちに入社して一緒にやりませんか」と代表の宮崎から声をかけてもらいました。 非常にうれしかった半面、その時は自分の事務所を開設してまだ1年目のタイミングであり、「監査法人を辞めて独立したのだから、もう少し個人でやりたい」という思いや、正直なところ独立して自由度が増した中で「再度、組織人になることへの心理的な抵抗」もあったため、最初はお断りしました。

しかし、2回、3回と熱心にお誘いを頂き、個人事務所を運営しながらの入社も可能というありがたいオファーをいただけたこと、そして入社への一番大きな決断理由は現在の執行役員たちと一緒に仕事をする中で、 「この人達それぞれの専門領域で協力・補完しながら仕事ができたら、自分自身も大きく成長できるし、会社の事業としても拡大するだろうな」 ということを確信したからでした。

世の中でよく言われることでもありますが、「誰と働くか」は本当に大事だと思います。振り返ると、もし2017年当時にブリッジに入社せず、個人事務所だけでやるという選択をしていたら、今と同じような成長はなかったのではないか、そう感じますし、仲間と切磋琢磨できる当社の環境に感謝しています。

業務内容

メンバーが目指すチャレンジを支援し、会社や顧客の成長に貢献する。

私が担当するBOS部門(バック・オフィス・ソリューション)では、上場企業の決算開示や監査対応支援、買収子会社の決算体制構築支援、IPO準備企業の業務改善支援やシステム導入支援等を事業領域としています。 具体的には、顧客の現状の業務フローをヒアリングし、課題を把握した後、ひとつひとつ顧客と話しあいながら、改善の解決策を探していきます。その過程では、システムを導入することや、他企業のソリューションを組合わせながら、業務効率化を図る提案をしています。

また、執行役員としてのマネジメント業務としては、 個々のメンバーが取り組みたい案件や、目指すビジネスが実現するようにサポートをする役割を強く意識しています。 例えば、見込み客のリストを個々のメンバーと一緒に作成する、証券会社や会計ベンダー等との外部企業とのアライアンスプランを検討する、独立会計士の特性に応じたマッチング支援や独立会計士向けのセミナー開催、他部門との相乗効果がある仕組みの構築等、多岐に渡る支援を行います。

「新たなサービスを創りたい」や「こういった顧客に価値提供したい」等、具体的なプランを持ったメンバーが多いため、日々刺激を受けながら働ける、そんな楽しみもありますね。そして、個々人の成長が当社の成長へ、そして顧客への価値提供に確実につながる、そんな実感を持っています。

当社でのやりがい

顧客の社員よりも顧客のことを知る。そして初めて人を動かせる。

大手小売り会社の内部監査領域の案件が、お付き合いも個人事務所独立時からの3年以上と長く、現在進行形でもあり、非常に印象深い案件です。

この顧客は、一時期業績が低迷していたのですが、現在は業績も大幅に改善。一方で、内部管理体制が整備途上で課題となっており、「攻めは体制が整ったが、守りがまだ不十分」という状態にあります。 その中で、取締役や監査役等の経営陣から様々なご相談・依頼を直接いただきながらご支援していくのですが、非常に難易度が高いものが多く、組織の中の人を動かさないといくらキレイな提案をしても意味がないという内容ばかりです。

そこで、顧客社内の信頼を得るために、最初の1年ほどは地道にコツコツと情報収集や提案に取り組んできました。例えば、小売業なので各店舗現場への訪問も頻繁に行い、「店長さん以上にお店のことを知っている状態」になるまで知ることを実行しました。そうすることで、ようやく顧客社内の信頼を得ることができ、「あの人の言うことなら話を聞いてみよう」と思われるようになる。少しずつ私たちを見る目が変わり、提案により物事が良い方向に動くことを実感しましたね。

このような当社での経験は監査法人時代との業務に大きな違いを感じています。 監査法人時代は良くも悪くも「現状が良いか悪いか」のジャッジがメインでした。もちろん、プラスαの提案はできましたが、なかなか深い一歩を踏み込む提案ができないのが実態ではないでしょうか。 一方で、今は深く顧客の中に入りこむことができ、現状整理や課題抽出、提案、解決行動までまさに顧客と伴走して行うことができること、が醍醐味であるかなと思います。

また、マネジメントという観点でも難易度は高く、学びになることばかりですね。この案件では自分と独立会計士2名でチームを組み進めていますが、監査法人時代よりマネジメント力は確実につきましたね。ちなみに私も監査法人時代はマネージャーとして同時並行で複数のチームをまとめた経験があり数十名のメンバーを管理していました。

案件に関わる人数だけを見たら、現在の方がマネジメントは難しくないと思われるかもしれません。ただ、当時は「上司と部下」という明確な組織上の指揮命令系統が整備されていた中でのマネジメント。一方で今は、私と独立会計士は対等な関係。こちらが独立会計士の方に依頼すればその通りにやっていただけるということではなく、互いの意見を尊重しながらも、着地点を見出す難しさがあり、同時に自身のマネジメント力等のレベルアップをしていくチャンスでもあると感じています。

当社で働く価値

プロフェッショナル人材へのマネジメント力と、一生ものの人脈。

様々な要素が当社で働く意味や価値としてありますが、敢えて絞るならば、プロフェッショナル人材に対するマネジメント力が身につくこと、そして独立会計士の方々や顧客企業の方々との得難い人脈の広がり、この2つになるかなと思います。

プロフェッショナル人材へのマネジメント力に関しては前述の内容で、「上司・部下」関係のマネジメントとは難易度や質が大きく異なり、難しいからこそ試行錯誤しながら案件を成功裏に完遂できた時、大きな成長の実感を得られると思います。 ちなみに、例えば「50代、60代以降もずっと顧客対応の第一線でやっていきたい」という志向性の方にとっては、案件の上流工程やマネジメントが中心となる当社の業務はミスマッチかもしれません。これはどちらが良い悪いではなく、個々人の特徴やキャリアの志向性によるものですね。

そして人脈の広がりですが、2020年6月時点でも2000名超の独立会計士ネットワークがあり、またIPOを目指す有力ベンチャー企業等の顧客とのつながりは一生ものの財産と言えると思います。監査法人時代と比較すると、より顧客等と近い関係性になり、独立会計士の時代と比較すると幅広い接点が持てること、そういった部分は大きなキャリア上の魅力だと感じています。

直近の1~2年でも、当社のことや会計士.jobの認知度が向上していることはヒシヒシと感じます。例えば独立会計士の方が監査法人勤務の後輩の方を紹介してくださったり、顧客から顧客の紹介をいただけたり、ということが非常に増えており、まだまだ道半ばですが、一歩一歩着実に当社の存在価値が認められてきていることを感じます。

求職者の方へメッセージ

“自分の力を試したい”というチャレンジ精神ある方にお会いしたい。

監査法人→独立→当社というキャリアを私自身が歩んできたからこそ自信を持って言えることですが、当社には他にはない、個々人のチャレンジを最大限尊重する文化があり、またチャレンジを具体的に実現するだけの資源(顧客、専門ノウハウ、人脈など)があります。 もちろん、当然ですが、監査法人や事業会社にいてもチャレンジはできますし、独立起業することも大きなチャレンジだと思いますよ。

しかし、監査法人等といった大きな組織では実現しづらい新サービスの立案からリリースまで個人ができるといった大きな自由度・裁量権があり、同時に個人事務所では得づらい様々な組織としてのリソースがすぐそばにある。この絶妙なバランスは当社ならではだと思います。

私の実体験で言うと、新しいサービスを導入して会社の収益源に育てたり、私一人では対応できない大きな案件も社内外の優秀な方々との人脈を通じて解決していけるという自信が持てたりしたことは、今後のキャリアにとって非常に大きな財産ですし、当社に入るまでにはなかったチャレンジができたという実感があります。

ちなみに、チャレンジといっても、起業することやIPOを目指すということだけではなく、「こういったサービスがあれば顧客が喜ぶだろうから、自分が新しいサービスを創りたい」というものや、私自身の個人目標のように「自分の名前で勝負できるコンサルタントになる」といったもの等、個々人が定めるチャレンジでよいと思います。

今はまだ目指すものが漠然としていても、社会や顧客、地域等に何かしら価値を提供していきたいといったチャレンジ精神を持つ方にぜひ仲間になっていただき、一緒に成長していきたい。そんなふうに考えています。